泥まき法をしています。
リンゴ農家を悩ませている、
「腐らん病」
当農園でも、毎年増え続け、とても悩まされています。
色々な方法を試しましたが、一番効果があったのは、
昔ながらの「泥まき」でした。
手間がかかりますが、とてもシンプルです。
【赤土に少量の水を加え、混ぜます】
【感染部より20cm程広めに泥を塗ります】
赤土でなくても、田んぼの土でも大丈夫ですし、
畑の土でも粘りが出れば良いです。
そして・・・
【ラッピングをします】
ラップ(業務用の荷崩れ防止のラップ)をすると、
泥が落ちないので、まずこんな風にします。
その後、
【マルチを巻きます】
ラップ後に、野菜などで使うマルチを巻き、
ひもでマルチがはがれない様にして出来上がり!
地味で、手間がかかりますが、
最初、
腐らん病の菌 > りんご
だった状況から、空気を遮断し、
乾燥を防ぐと、感染した部位から、根が生えだし、
腐らん病の病原菌 < 土壌中の菌
となり、治癒するという具合です。
追伸
実は、私の大学の卒論でもあり、
対処法を長野県から青森県まで、
色んな農家さんに話を聞かせてもらいましたが、
完璧な治癒法は無く、皆それぞれ違いました。
当農園で行う泥まき方も、
感染がひどいと、枯れて折れてしまいます。
最後に、
「完璧に治る方法があるよ!」
と言う農家さんや専門分野の方で
お勧めの治癒法があれば、
是非教えていただけたらなと思います。
よろしくお願いいたします。
コメント
地場菌をうまく使うことなんだろううね。
たかしくんへ
土壌中の菌には敵わないってことだと思うんだけど、先代の知恵ってすごいよほんと。
まだまだ沢山泥まきしなきゃだ!